Waichiro Sasaki

2020年5月3日

Z14-30がめっちゃ良いという話。

最終更新: 2020年5月4日

個室トイレは心のオアシス。

どうも、佐々木です。

今回は僕が今持ってるレンズの中で一番気に入ってるZ14-30F4について話をします。

〜z14-30はどんなレンズ?〜

ちょうど1年前の2019年の4月に発売されたZマウント用広角ズームレンズです。

https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_14-30mm_f4_s/

(Nikon HPより)

Z7とZ6が発表されたタイミングでZレンズのロードマップも公開されてたんですが、その時点から気になってました。

だって、、、

14mmなのに出目金じゃないんですよ?

しかも14-30という、14-24を超えるズーム域

・・・これだけで買う理由になります(笑)

〜早速、購入だZ!!〜

という事でZ7と一緒に購入した14-30です。

いやー、新しい機材が届くとワクワクするのは毎回恒例ですね。

〜外観、操作性などを比較〜

では、そんな新型レンズを様々な視点から比較・レビューしてみたいと思います。

◎出目金レンズじゃない

(画像参照 Nikon HP)

やはり、まず注目すべきはココ。

14mmという超広角域にも関わらず出目金じゃない

もはやこれは快挙ですよ。

調べてみるとニコンFXフォーマット対応レンズとして世界で初めてレンズ先端にフィルターを直接装着可能にした焦点距離14mmからの超広角ズームレンズ】と書いてありました。(※Nikon HPより一部抜粋)

世界初!さすがNikon!大好き!

(※だいぶNikon贔屓の一面あり)

これまでNikonのFXフォーマット(フルサイズ対応)超広角レンズといえば、あの神レンズと言われ続けている【14-24F2.8】でした。

(画像参照 Nikon HP)

中央から細部まで解像度、描写力ともに最高、F2.8なので天の川も撮れる万能レンズ

佐々木もつい先日まで一番のお気に入りのレンズとして3年近く使い続けてきました。

しかし、デメリットとして、でかい、重い、出目金、丸型フィルターが使えないという点がありました。

大きさ・重さに関しては、使ってるうちに慣れましたが、持ち運び時に気を遣ったり角型フィルターしか使えないデメリットは少なからず感じていました。

◎とにかく軽くてコンパクト

・14-30F4

約89mm(最大径)× 85mm、重さは約485g

・14-24F2.8

約98mm(最大径)×131.5mm、重さは約970g

(画像参照:https://www.photographytalk.com

このように長さも短くなり、重さはなんと半分に!

身近な物で比べると、アラビックヤマトのりと、ほぼ同じ長さ

携行性を追求してボタンレスの沈胴機構を採用しているので、14mmで撮影する時が一番長い状態になりますが、それでも14-24F2.8より短いです。

(画像参照 Nikon HP)

(14mm撮影時)

(30mm撮影時)

重さ、長さだけで見ると、14-30の方が持ち運びしやすいですね。

◎画質

では重要な画質面はどうでしょうか。

【F値の違い】

まず、大前提としてF値の違いがあります。

F4とF2.8の違いは大きいです。

僕のような日中の写真が多い人はF4で問題ないと思いますが、夜の写真も撮るという方は、より明るいF2.8を選ぶのをオススメします。

ちなみにこのようにF4でも星グルは普通に撮れます。

ただ、一枚撮りの天の川となるとノイズが目立つので天の川も撮りたいって方はF2.8の方がオススメです。

【周辺減光目立つ】

下記に作例を貼ってますが、個人的に周辺光量落ちが他のレンズに比べて強いかなーと思いました。

ただ、周辺減光はレタッチでなんとでもなる範囲と思ってるので、個人的に特に大きなデメリットとして捉えていません。

【逆光耐性】

日中の風景写真を撮られる方は、ここが気になると思います。

佐々木も頻繁に逆光撮影するのでここが一番の購入するかどうか判断ポイントでした。

結論から言います。

14-30の逆光耐性はハンパないです!

佐々木の稚拙な写真ですが作例として何枚か見ていきましょう。

(Nikon Z7 + 14-30F4 iso 64 F13 ss1/800 撮って出し)

こちらは太陽を正面に入れた構図。

F13で撮影したデータの撮って出し状態で、もちろんフィルター未使用。

光条(ウニウニ)は先端にかけて広がる形、

線の長さやバランスも個人的には好きです。

逆光撮影時に発生する「ゴースト」も全く出てません。

ゴーストとは逆光や半逆光などで撮影した時にレンズ内で反射した光が玉状や絞りの形状になって写りこむ現象。レタッチで消すのはそれなりの技術が必要なので極力、撮影時に出さないようにするのが良い。

※高価なレンズになればなるほど、反射率を抑えフレアやゴーストを軽減するように作られているが、そのような高価なレンズでもフレアやゴーストが絶対無くなるという訳ではなく、あくまで発生しにくくなると捉えたが良い。

(Nikon Z7 + 14-30F4 iso 64 F11 ss1/100 露出調整有り)

こちらは日の出直後の太陽を撮影。太陽付近の山肌に僅かにゴーストが発生してますが、言われないと気付かないレベルです。

光条の形はこっちの写真の方がわかりやすいかな。

(Nikon Z7 + 14-30F4 iso 64 F16 ss1/8 露出調整有り)

こちらも日の出直後の太陽を撮影。上の写真と同じく太陽付近の山肌に僅かにゴーストが発生してますが、こちらも言われないと気付かないレベル。

F16まで絞ってもあまり光条の形に大きな違いは見られません。

では、違うレンズで撮影した逆光状態の写真はどうでしょう。

(Nikon D750 + 14-24F2.8 iso 100 F14 ss1/60 撮って出し)

こちらは14-24F2.8で撮影した撮って出しのデータです。

光条の形は不規則で、線の長さも異なります。

ゴーストに関しても光源付近に目立つサイズで発生し、特に気になるのは画面右側に虹のように2本長く出ている部分です。僕はこれを「ソニックブーム」と呼んでいますw

ソニックブームは出目金レンズに出やすい傾向にあり、特にNikon14-24では太陽をフレームインさせると高確率で発生します。

と言いつつも、他の出目金レンズよりは圧倒的に抑えられていると聞きます。

ゴーストは、レタッチで消せる技術をお持ちの方は良いんでしょうが、全員が全員そうではありませんからね。

(Nikon Z7 + 24-70F4 iso 64 F8 ss1/2 撮って出し)

続いて、こちらはz24-70F4です。

z7のレンズキットですね。軽くてコンパクトで写りも良いです。

が、逆光耐性はあまり強くないなという個人的な印象です。

写真はよく行く滝の写真です。ここは夏の時期に強い光芒がでます。

太陽付近、光源にご注目ください。

赤や緑色の楕円形や斑点状、網状のゴーストが発生しています。

これは通称「サッポロポテト現象」というものです。

盛大に出てますね〜・・・

これをレタッチで消すのは至難の技です。

回避策として、

・絞りを開放値に近い状態で撮る

・レンズの汚れを拭き取る

・フードをつける

・画角を変えてみる

などが挙げられます。

z24-70F4はこの逆光耐性の弱さを除けば良いレンズなんですが・・

もちろん、同じタイミングで比較できてないので正確な検証ではありませんがz14-30は逆光耐性に優れていると個人的には感じています。

24-70同士の逆光耐性だけで比較すると、F24-70F2.8の方がz24-70F4より耐性あった印象です。

あくまでも聞いた話ですが、噂によるとzレンズはサッポロポテトが出やすいとか・・・

このように3つのレンズを比較してもz14-30は逆光耐性に優れていると判断しました!

〜まとめ〜

毎回のようにだらだら書きましたが、まとめると・・・

・軽くてコンパクト

・丸型フィルターが使える

・逆光耐性がすごい

〜結局お高いんでしょ?〜

ここまで絶賛するってことは・・・

それなりに良い値段するんでしょ・・・?

そう思われる方もいらっしゃるかと思います。

ではせっかくなので値段の比較もしましょう。

◎14-24F2.8

5/3現在、価格.comでの最安値が約22万円

中古でも約12万になってます。

発売開始から13年ほど経過してるにもかかわらずこの値段・・・

さすが神レンズ。今でも第一線で活躍してるだけあります。

◎14-30F4

では、14-30はどうでしょう。

こちらは価格.comでの最安値が約13万3000円

発売1年足らずですが、発売当初から価格の安さで周囲を驚かせていました。

いや、正直これは買いですよ。

F値の差はありますが、それでもこの性能を考えれば13万は安いです。めちゃくちゃお得です。この値段ならあと1本買いたi・・・(ry

13万ですよ?

月に1回使うと考えても1ヶ月に約1万ですよ?

1日あたり約320円ですよ?

1日320円とかもはや実質無料です。

(ドヤァ)

〜結論〜

購入から約半年経過しましたが・・・

これは是非オススメのレンズ。

つまり・・・

z14-30F4を今すぐ買おう!!

おわり

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