Waichiro Sasaki

2021年1月30日

登山用のウェアについて考えてみた話。「前編」

最終更新: 2021年2月1日

どうも、最近のマイブームは呪術廻戦、佐々木です。

今回は登山する時のウェアについてです。

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まず、大事なことを一つ。

僕は登山が好きではありません!!!

誤解しないでいただきたいのですが、これは登山愛好家の方々を否定しているのではありません。

僕はシンプルにきついのが嫌いなんです。

運動が嫌いなんです。

もし10万払えば山頂までワープできる秘密道具があるならそれを買います(笑)

写真を撮るという目的があるから登るんです。

カメラがあるから登るんです。

「カメラ持っていくの禁止」と言われたら登山しません。写真撮れないならわざわざキツイ思いして山に登るなんて事はしません。

小学生の頃いじめられて引きこもりを経験した人間ゆえに、根はインドア派なんです。

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そんな根っからの陰キャラの佐々木ですが、3年ほど前から少しずつ登山するようになりました。

理由は単純。

山頂には登った人間にしか見れない絶景が広がっているから。

いつもお世話になってるカメラの先輩から誘っていただいたのをきっかけに年に2〜3回ですが九州の山を登っています。

九州の山は本州の2000〜3000mのガチ山に比べるとハイキング感覚で登れる山が多いです。(本州の山は登った事ないw)

だからと言って、安易に考えてはいけません。

「山を舐めるな!」

山を舐めるなおじさんは、そう言います。

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僕が過去に登った片道3時間以上の山は、長崎県の雲仙普賢岳・大分県のくじゅう連山(大船・中岳・天狗)・熊本県の阿蘇山(中岳、高岳)・宮崎県の韓国岳

ざっとこれくらいで、あとは佐賀とか福岡とか阿蘇の低山が複数あります。

今後もこれらの九州の山には登ると思いますが、本州などの2000m以上の山には今のところ行くつもりないです。

ちなみに、佐々木の登山は、ほぼ秋or冬です。

というわけで、今回は九州の秋or冬に山で着るウェアについて書こうと思います。

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◎基本的なレイヤリング◎

ウェアを「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」と重ね着とすることをレイヤリングといいます。

(画像参考:Montbell)

気温や行動量などに応じてレイヤリングする事で服の中を快適な状態で保つことができます。

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◎上半身のレイヤリング◎

「アンダーウェア」

佐々木の場合、ベースレイヤーの下にミレーのドライナミックメッシュを着用します。

あの「アミアミ」です。

パッと見だと、変態チックな見た目ですが、実際着てみるとめちゃくちゃすごいんです。

汗を素早く吸収してくれるので、大量に汗をかく上りの場面でもベタつきや汗冷えが皆無。

最初は恥ずかしさがありますが、一度着て登山するとその実力がわかります。もうこれ無しじゃ登山できないレベルになります(笑)

締め付け感やチクチク感なく、違和感ない着心地です。

あまりのナチュラルさに、下山後の銭湯で、これを着てるのを忘れて普通に服を脱いでしまい、周りから少し冷めた目で見られてしまうほど(笑)

夏の通常撮影でも使えるので佐々木はオールシーズン着用しています。

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「ベースレイヤー」

アミアミの上に着るベースレイヤーはfinetrackのDRYLAYER「WARM」です。

通常のドライレイヤー「ベーシック」の約1.5倍温かい「ウォーム」シリーズを着用しています。

九州の秋と言えど、阿蘇やくじゅうなど標高が高い場所は平地よりだいぶ気温が下がります。

かさ高ニットメッシュ構造によって着用時に空気層を保持しやすく、レイヤリング時の保温性を高めてくれます。(HPより引用)

また、汗をかいたとしてもメッシュ状になってるので、汗抜け機能が高くなっています。

伸縮性もあり、行動時も快適です。

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「ミドルレイヤー」

ミドルレイヤーには、パタゴニアの登山用フリースとして絶大な人気を誇る「R1」を着用しています。

夏山から秋冬の登山まで、幅広く活躍するオールラウンダーな一枚です。

高い保温性がありながら、軽量・コンパクトで持ち運びにも容易。高い通気性を実現していて、行動時もウェア内を快適に保てます。

佐々木はフード無しのジャケットタイプを使ってます。フーディータイプより軽量でかさばらないので上からアウターを羽織っても問題なし。

愛知のM山さんのオススメで購入したのですが、マジで快適で2020年買って良かったものベスト3に入りました!(一位じゃないんかい)

佐々木は、秋・冬ともに行動時はこの3枚を着ています。

行動時は汗をかくので冬山でもこれで十分。大量の汗もすぐに吸収して放出してくれるので汗に伴う不快感は皆無です!

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「アウターレイヤー」

佐々木のアウターレイヤーはARC'TERYXのGAMMA LT HOODYです。

主に山頂での停滞時に着用します。

(画像参考:アークテリクス 公式HP)

ガンマLTは通気性・耐水性・伸縮性に優れた、オールマイティなソフトシェルです。

一般的にアウターレイヤーはハードシェルのイメージがありますが、佐々木はハードシェルのゴワゴワ感が苦手でソフトシェルを愛用しています。

伸縮性が良いので動きやすいのも理由の一つです。

雪山で使用した時も、多少の雪では問題なく使えます。染み込んで濡れることもなく快適に使用できます。

ただ、これは雪や雨が降っていない状態での話。ゴリゴリに吹雪く雪山や悪天候時を想定した場合はゴアテックス仕様のハードシェルが良いと思います。

佐々木は、そもそも雨の時は登らないですし、降りそうな微妙な予報の時も登りません。確実に晴れる予報の時しか登りませんからね。

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「防寒着」

九州の山を登る場合、行動時は上記のレイヤリングです。

ただ、写真を撮る目的で登るので、山頂で停滞時間が必ずあります。佐々木は朝駆けメインなので星の撮影や日の出待機の時は1時間ほど停滞することが多いです。

そうなると、流石に上記だけのレイヤリングだけじゃ寒いので、停滞時のみ下記の防寒着を着用します。

秋の停滞時は左のUNIQLOウルトラライトダウン

冬山の停滞時はUNIQLOのフリースも着用します。

どちらもコンパクトで軽量なので持ち運びは容易です。

極寒のくじゅう山頂(-11°+暴風)でもこの2枚を中に着込むことで寒さを感じる事はありませんでした。

なぜ、停滞時のみなのか?

理由は、ダウンなどの防寒着は濡れに弱いからです。

行動時に着用し、汗で濡れたりすると保温力を失います

なので防寒着は原則、停滞時のみに着用するようにしています。

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「まとめ」

秋の場合、下から順に

【移動時】

アミアミ→DRYLAYER→R1

【停滞時】

アミアミ→DRYLAYER→R1→ウルトラライトダウン→ガンマLT

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冬山の場合、下から順に

【移動時】

アミアミ→DRYLAYER→R1

【停滞時】

アミアミ→DRYLAYER→R1→UNIQLOフリース→ウルトラライトダウン→ガンマLT

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上半身はこんな感じです。

今シーズンはもう冬山に行く予定はないのですが、来シーズンはちゃんとした雪山用ダウンを購入しようと思います。

上記のUNIQLOセットでも十分温かいのですが、その2枚を1枚で補うくらい質の良い雪山停滞時の防寒着を1枚購入したいと思います。2枚だとどうしても荷物になるし着膨れしますからね。

これにて前編は終わりです。

後編は下半身のウェアと足先・手足の装備について書きたいと思います。

https://www.waichiro-sasaki.com/post/登山用のウェアについて考えてみた話%E3%80%82「後編」

では、この辺で失礼します。

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